わたしのメガネと目のブログ

メガネと目の健康について書いたブログです。メガネ歴40年の読書と図書館と公園と空の雲が好きな50代です。視力が落ち始めた中学生の頃、目が見えなくなったらどうしよう…と不安に駆られました。視力は強度近視で0.1ありませんが、ちゃんと見えてこの歳まできました。あれこれ目の病気や疲れが気になります。知らないことが不安になるので、色々と目のことを調べてみようと思いました。

止めたい目が老化する生活習慣!とりたい抗酸化作用のある食べ物は?

老化は避けがたい変化ですが、そのスピードはひとり一人違うものです。その違いとなる要因のひとつが食生活です。

鉄が錆びる、リンゴの切り口が茶色に変色する、酸化することによってモノの性質は変化していきます。

身体も同じです。目や身体の組織の酸化は老化をすすめることになります。

酸化を防ぐ生活習慣と食生活についてまとめました。

活性酸素が発生する生活習慣をやめる

活性酸素は通常の酸素とは異なる構造をもつ不安定な分子です。強力な酸化力を持ち、他のものを変性させます。

目の組織も酸化し変性していきます。白内障や加齢黄斑変性など、加齢が大きく影響する目の病気が起こりやすくなるといわれています。

酸化を進める要因である活性酸素が発生しやすくなる習慣を、生活の中からできるだけ取り除くことを心がけてみましょう。

「大量の紫外線を浴びる」のをやめる

目はむきだしの器官で、紫外線の影響をもろに受けることになります。

特に屋外に長時間いる時は要注意です。かならず帽子やサングラスを着用したいものです。

【紫外線の影響はこちらでも】

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「タバコの煙を吸い込む」のをやめる

タバコの煙は「百害あって一利なし」

「タバコ弱視」はタバコが原因で起こる視力低下のことです。それも通常の近視や遠視、乱視といった目の症状ではなく、目の細胞自体が傷つけられて視力低下というより「失明」の原因となる病気を引き起こす危険があるといえます。

タバコを吸うことで血流が悪くなります。特に毛細血管の血流が悪くなると、目にも大きな影響が及ぶことになります。

血流が悪くなることで酸素が十分行き渡らずに、網膜の視細胞、視神経が機能しなくなってしまうのです。

喫煙はもちろん副流煙の害も見逃せません。

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「大量のアルコールをとる」のをやめる

グラス

アルコールは本来、身体にとって異物です。これを肝臓で分解する際に大量のエネルギーが必要になります。この過程で副産物として発生するするのが活性酸素です。その量はアルコールの摂取量に応じて多くなります。

アルコールは適量(少量)であれば逆に活性酸素を減らす作用があるといわれます。

 

「化学物質を体内に取り込む」のをやめる

  • 空気中の化学物質(排気ガスやアンモニア、工場などから出る有毒ガス)
  • タバコのタールやニコチン
  • 加工食品などに含まれる食品添加物や人工的に合成された食品
  • 医薬品など

できるだけ身体に取り入れたくはないですが、すべて取り入れずに暮らすのは難しいでしょう。

できる限り意識して避けたいものです。

抗酸化作用の食品をとる

野菜

酸化をふせぐことも重要ですが、酸化しにくい体つくりも大切です。酸化を防ぐ食べ物をたっぷりととりましょう。

食べ過ぎやかたよった食生活は高血糖や脂質異常を起こすことにつながります。まずは食べ過ぎないことですね。

肉ばかりでなく魚介類を積極的に増やすとよいかもしれません。特に青魚にはDHAやEPAが多く含まれ、血液を固まりにくくする効果があります。

また、以下のような抗酸化作用のある成分をとり続けていると、活性酸素を安定させて酸化力を弱めることになります。つまり老化が抑えられるというわけです。

ビタミンA・C・E

野菜や果物にはビタミンC、体内でビタミンAに変わるβカロテン豊富に含まれています。

ビタミンEは魚介類やナッツ類に多く含まれています。

亜鉛

活性酸素を除去する働きを持っている酵素の構成成分です。

牡蠣(カキ)やカニ、ウナギ、牛肉、豚レバーに豊富に含まれています。

カロテノイド

トマト

カロテノイドは色鮮やかな食品に多く含まれている色素成分です。

緑黄色野菜に豊富なβカロテンやルティン

赤黄色の野菜に多く含まれるリコピン

鮭やエビ、カニなど赤色の成分であるアスキタサンチン

ポリフェノール

赤や紫色の果実類に豊富なアントシアニンなどもポリフェノールの仲間です。

DHA/EPA

魚介類

魚介類を積極的に増やすとよいでしょう。特に青魚にはDHAやEPAが多く含まれ、血液を固まりにくくする効果があります。

DHAは網膜や視神経の主成分でもあります。

サプリメント

年齢を重ねると食事だけで栄養を補うことが難しくなってきます。

栄養素が不足がちで気になる場合はサプリメントで補うことを考えてもよいですね。

網膜の黄斑部に含まれるルティン抗酸化ビタミンと亜鉛の組み合わせは加齢黄斑変性の進行を抑えられるという報告もあります。

ですが、とり過ぎは禁物です。必ず、用法容量、上限量を守るようにしましょう

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まとめ

目が老化する食生活と生活習慣。

目や身体の老化を遅らせて若々しさを保つためには、酸化を防ぐことが大切ですね。

やめたい生活習慣

  • 大量の紫外線を浴びる
  • タバコの煙を吸い込む
  • 大量のアルコールをとる
  • 化学物質を体内に取り込む

とりたい栄養素

  • ビタミンA・C・E
  • 亜鉛
  • カロテノイド
  • ポリフェノール
  • DHA/EPA

目によいとされる特別な食事療法があるわけではありません。日頃から野菜や魚介類を積極的に食べるように心がけるだけでよいのです。

何事もバランスです。(糖尿病など食事指導が必要な人は別です)

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

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参考 目の病気がよくわかる本/大鹿哲郎(監修)/講談社 http://health.suntory.co.jp/professor/vol6/ サントリー健康情報レーポート http://kininal.me/active-oxygen01-overview-factor/