爪もみで目の代謝アップ! 脳の緊張をほぐす「爪もみ健康法」とは
手や指先は人が最も起用に扱うことができる器官です。
指先を使う職業の人、手作業をが好きな人、楽器演奏をする人、料理が好きな人、農作業をしている人、手や指先を積極的に日頃から動かす人はボケない、と聞いたことはありませんか。
実際まわりや知人でも手や指先を動かして仕事をしている人でボケている人は少ない印象を受けます。
「手は、体の外に出た脳である」(カナダの脳外科医ペンフールド)との言葉も。
指先を刺激することで脳を刺激、目の代謝アップをはかる方法をお伝えします。
手と脳
ほとんどの作業は手で行います。
手と脳は常に連動して、手をよく動かすほど脳も活動するといわれます。
カナダの脳外科であり神経生理学者のペンフィールド(1891~1976)は「ペンフールドのマップ」を作成しました。
体の各部位からの入力が感覚皮質のどの部分に投射されているかをしましたものです。
[caption id="attachment_2762" align="alignnone" width="520"] 引用:http://www.scj.go.jp/omoshiro/kioku1/kioku1_2.html日本学術会議[/caption]
ペンフィールドのマップは、体性感覚野(体からの触覚情報を受け取る部分)と、運動野(体を動かすための指令を出す部分)の2か所の部分で書かれました。 これを見ると、脳の中の場所ごとに、手や足、口、目などといった感覚や運動が、分業で行われていることがわかります。 人間は2本足で歩くほ乳類ですが、手を使って文明を築いてきました。そのため、手に対応する脳の面積はとても大きいものになっています。 口が大きいのも、大切な食べ物を体に取り込む重要な部分だからなのでしょう。 引用:学習と記憶「脳の中の地図」日本学術会議
このマップからみると「手は最も脳を刺激する器官のひとつ」であることが一目瞭然、「手は体の外に出た脳」といわれる所以です。
手と脳は連動していますから積極的に手や指先を使う仕事をしている人、モノをつくる職人、楽器演奏家、作家などボケている人は少ないといわれます。
手を動かす仕事でなくとも趣味や日常生活で使うことを心がければいいですね。
目と脳
[caption id="attachment_2763" align="alignnone" width="340"] 引用:http://www.scj.go.jp/omoshiro/kioku1/kioku1_2.html日本学術会議[/caption]
人は五感から得る情報のうち、目から入る視覚情報がその8割を占めるといわれます。目から入った情報を処理しているのが脳です。
逆におよそ8割もの情報処理を、もし目からの情報が少なくなり行われなくなると、脳の血流が減り脳細胞もどんどん減ってしまうかもしれません。
脳の血流が減れば脳の老化も進行し、目の血流も減っていきます。
目の健康のためにも脳をどんどん活性化させていくとよいですね。
【目と脳についてはこちらでくわしく】
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爪もみ健康法
脳の緊張をほぐして目の代謝をアップさせる爪もみ健康法です。
自分で手軽にすぐにできます。
やり方
- もみ方は「ギューッ」でも「ギュッギュッ」でもお好みで
- 1日に2~3回を目安に! やりすぎは禁物 (5回はやりすぎ)
- 薬指は交感神経を刺激するため、もまなくてもよい
※薬指は、軽いウツや低血糖、だるさや眠気など特定の症状の場合のみに
[caption id="attachment_2764" align="alignnone" width="250"] 引用http://amakiiyasi.hamazo.tv/c586341.html[/caption]
- もむところ ~ 爪の付け根、生え際の両角を目安にする
- もみ方 ~ 親指と人差し指ではさみ、つまむようにもむ
- もむ時間 ~ それぞれの指を10秒づつもむ
(小指は循環器の働きをコントロールする神経につながっているので長めにもんでもよい)
爪の生え際は特に敏感な場所で、ここを「爪もみ」で刺激します。
参考までに動画を貼っておきます。
目と自律神経
脳はストレス状態にあると働きがにぶります。爪をもむと交感神経の緊張をほぐし副交感神経とのバランスを整えることができます。
副交感神経が優位になると、脳はリラックスします。
副交感神経は消化器や分泌器官など、意識せずに働く臓器をコントロールしています。
目では、毛様体での房水の分泌や排出を促したり、涙を分泌します。これは白内障や緑内障の予防にも効果的です。またドライアイにも有効です。
神経は全身にはりめぐらされていますが、爪や指先は末梢神経が密集しています。微妙な形や大きさ、厚さなどを感じとったり、触れるものによって繊細に力加減ができます。
そういえば、数ミクロンの厚みを手の感覚で調整する驚くような職人技をもつ人もいますね。
【目と自律神経についてくわしくはこちらです」
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さいごに
爪をもんで目の代謝アップ「爪もみ健康法」。
すき間時間にできる爪もみ。血行もよくなり爪の色もキレイになるといいます。
冷えや原因不明の不調にも試してみてはいかがでしょう。
時間もさほどかからず手軽に試すことができますね。
実際、爪もみはかなり以前から時折やることがありました。
冬の寒い時期、手芸などで手(脳・目)が疲れた時、肩がこった時、ギュッギュッともんでいます。
お風呂にはいりながら、寝る前に、わずか2分ですみますよ。
この「爪もみ健康法」で、老眼と白内障の症状で視力が0.2まで下がった60代女性が、2年間爪もみを続けて1.5まで視力が回復した例もあるそうです。
もちろんすべての人にあてはまりものではありませんが、爪をもむと身体もあたたまってくるのがわかります。
うまく習慣づけて、目と脳をリフレッシュしていきましょう。
お読みいただきありがとうございます。
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【目と脳の不思議にについてはこちらでも】
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参考 老眼は脳のトレーニングで回復する/本部千博/PHP研究所
https://happylifestyle.com/5284 ベンフールド http://www.tenki.jp/suppl/usagida/2016/01/31/9941.html