目がよいから病気にならない!間違った常識が目の老化と病気を進ませる?!
中学生の頃から近視がはじまり数年であっというまに視力が0.1くらいになりました。
「近視だと老眼にならないよ」などと言われたこともあるのですが、本当なのでしょうか。目について常識だと思っていたことが実は間違っている?かもしれません。
目が疲れたら閉じて休ませる
目が疲れたらどうしますか?
目を閉じて休ませる人は多いと思います。ですが、これでは目の筋肉の疲れは取れません。
目の水晶体の厚みを調節してピントを合わせる働きをしているのが毛様体筋です。毛様体筋は遠くを見ると緩んで薄くなりリラックスするのです。目の疲れは、「遠くを見るだけで」効果があります。
目を閉じても模様体筋は次に目を開けた時のために備えて緊張を続けているので、目は休まらないのです。
遠くを見るストレッチのポイント
ときどき遠くを見る
窓の外や壁、場所ごとに見る決まった位置をきめておき、意識的に遠くを見るようにします。オススメは遠くの好きな景色をいくつか決めておきます。
- 家の窓や玄関を出た時、
- 通勤途中に歩いている時、
- 通勤電車の車窓から見える決まったポイント
そんなふうに決めておくと習慣になって目がリラックスします。
ぼんやり見ない
ぼんやり見ないで、目の焦点を合わせて見るようにします。ぼんやりと見るのは、目を閉じた時と同様に毛様体筋が緊張状態になり、効果がありません。
3~5m先を見るだけでも大丈夫
部屋から遠くが見える窓がなかったり会社で遠くが見えない場所に机がある時は、3mから5mくらい先を見るだけでも効果があります。
近視は老眼にならない、老眼鏡をかけると老眼が進む
これもよくある思い込みのひとつです。
目も体のほかの部分と同じで、老化を免れることはありません。老眼は老眼鏡をかけていてもかけていなくても老眼は進みます。老眼が進むから、といって老眼鏡をかけないでいると余計に目が疲れて、より目の老化が進むことになってしまいます。
【老眼鏡の種類と用途についてコはチラ】
視力が落ちなければ問題はない
視力は目の健康を判断するひとつにすぎません。
視力がよい、ずっと変わらないからといって目の病気がないとはいえません。視力に異常があらわれない病気もあります。緑内障のように自覚症状がほとんどない場合や老眼と白内障のように、症状が判別しにく場合もあります。
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目の病気にかかると、どんな症状が起こるのか知っておくことが肝心です。
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片目での作業がツライのは年だからしかたがない
目はふたつあります。
同時に両目に症状がでるとは限りません。片目だけに現れることのほうが多いかもしれません。ふだん両目で見ることに慣れているので片目が悪くなっていても気がつきにくことが目の病気の怖いところです。
針を通す時など、片目だけの作業をしてやりにくさを感じたら注意が必要です。
目の病気の可能性があるかもしれません。々片目づつ、右目、左目の見え方を確認することです。
目がかすんだり見えにくくなったのは老眼だから仕方がない
目の病気には老化と関わりが深い病気がたくさんあります。
「老眼だろう」と思い込んでいると、病気の発見が遅れてしまうこともあります。そのためにも、目に少し異変や異常を感じたら早めに眼科にかかりましょう。
さいごに
巷でいわれている目の常識。
検証してみると目の老化や病気を進ませる場合もあるので要注意ですね。目を閉じれば休まると思っていたのでこれには驚きました。
そう思って遠くを見てみると確かに目を閉じるより、目の周りが緩んでいるように感じられます。遠景スポットを作って習慣にしたいです。
お読みいただきありがとうございます。
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