安全運転に必要なと視力とは!動体視力|深視力|瞬間視|周辺視野
車を安全に運転するためには、両眼で0.7かつ片目で0.3以上の視力が必要です。
もちろん矯正視力で0.7あれば運転はできます。
人命に関わる運転です。
安全運転のためにはどんな視力、視機能が必要なのでしょうか。
動体視力 ~ 動くものを見る
通常、動くもの見るときには、速度が速くなればなるほど、視力は低下します。
動体視力の低下は、距離感覚がとりにくくなり、事故を起こす確率が高くなります。
スピードの出し過ぎ、特に高速道路での運転は十分に注意が必要です。
また、動体視力は、体調によっても変化します。
体調が悪ければ、静止視力は、1.5 あるが、動体視力は 0.5 という場合も起こりえます。
体調がこうした場合は、運転をしないほうがよさそうです。
深視力 ~ 遠近感や立体視を感じる
人間の目は左右にふたつありますが、ふだんそれを意識することはありません。
ひとつの絵としてみていますが、これを「融像視」と呼んでいます。
左右の目の位置が違いますので、同一のものを見たときに、両方の目でみた像に微妙なズレが生じる場合があります。
それをひとつの像として処理する際に、距離感が得られるのです。
大型自動車免許や二種免許を取得する時や更新する時に、通常の視力検査と深視力検査があります。
深視力検査とは機械の中に3本の線があり、3本の線のうち真ん中の線が移動します。
そのときに、3本の線が揃ったところで、スイッチを押して前後2センチ以内なら合格です。
大型免許や二種免許には、高度の視機能が要求されます。
視力も両眼で、0.8以上、かつ片眼で0.5以上が必要です。
深視力と追突事故とは相関関係があるといわれ、追突事故を何回も起こしているドライバーは、深視力が悪いという報告もあります。
内斜位など目の状態で深視力に影響がでる場合もあります。
道路の白線が時々二重に見えたり、狭い場所での駐車も困難になりやすく、接触事故も起こしやすくなるようです。
上下斜位があると、軽度でも眼精疲労が起きやすくなり、頭痛や首肩コリの原因になる場合もあります。
深視力は子どもの頃に完成されてしまいます。
大人になって鍛えることは難しいのですが、メガネで矯正することはできます。
瞬間視 ~ 一瞬で見る
パッと見ただけですべてがわかる、多くの情報を一瞬で見る能力です。
車の運転中に標識などを見るときに使われている能力です。
一瞬だけ表示される文字を読み取る訓練方法が、ゲームなどでもあり鍛えることができますね。
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周辺視野 ~ 広範囲を見る
いわゆる「横目」で動きを察知する、広い範囲を見る能力です。
視野の中心から20度の範囲が「中心視野」、それから外れた上下130度、左右180度が「周辺視野」です。
移動するものや点滅する光など時間的な変化のあるものには中心視野よりも周辺視野がよく見えます。
周辺視野が遮断されると、平衡感覚がなくなったり不安になったりするといわれます。
運転のための視機能トレーニング
目の筋肉は、視機能トレーニングで鍛えることが可能です。
- 車の運転に自信がない
- 事故を起こした経験がある
- 斜位がある
- 視力が弱い
- 遠近感がつかみにくい
積極的に目のトレーニングをすることにより、車の運転はうまくなります。
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さいごに
安全運転に必要なと視力とは!動体視力|深視力|瞬間視|周辺視野
・動くものを認識する「動体視力」
・遠近感や立体感をつかむ「深視力」
・一瞬で情報を判別する「瞬間視」
・広い範囲を見る「周辺視野」
こうした視力は鍛えることができますから日頃から取り組んでみましょう。
ほかに、運転で気をつけることは夕方の運転です。
私も近視ですが、夕方は見えにくくなって運転する時には注意しています。
実際、交通事故は薄暗くなっていく薄暮に多く発生する傾向にあるようです。
人の目が暗さに順応するには、40~50分ぐらいかかります。
夕方夜の事故を回避するためには、夜間運転用メガネをするのがおすすめです。
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お読みいただきありがとうございます。
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参考: http://www.meganehamaya.biz/unten.html https://eye88eye.com/eyesight-dynamic-vision-1751