目にいい「ニンジン」吸収率があがる食べ方とは?肝はたらきを高めて疲れ目解消
パソコンやスマホを見ることが多く、慢性的に目の疲れを感じている人は多いと思います。毎日のことですから、日々の食事から目によい食材を積極的にとりたいものです。
そこで目によいとされる食材を、効率よく吸収し、目の疲れ解消のためのレシピをご紹介します。
ニンジンの栄養と薬効
豊富なβカロテンは体内でビタミンAに変化して、身体の抵抗力を高め細胞を悪性化させる活性酸素を抑制します。
造血作用があり貧血や冷え性を改善します。ほかにも粘膜や皮膚を健やかに保ち、目に潤いを与えるなど美容にも効果的な栄養素です。
豊富に含まれるカリウムには血圧を下げる作用があり、食物繊維には腸を整える作用があります。
調理する時のポイント
ビタミンCの食材と合わせる時には酢をすぐに加える
ニンジンはビタミンCを酸化する酵素アスコルビナーゼを含んでいるため、酢を加えることでビタミンCの損失を抑えることができる
皮はむかない、あるいは薄くむく
ニンジンのうまみ成分は皮の近くに含まれているので、新鮮なニンジンは皮をむかずに使うか、むくにしてもごく薄くむくようにする
油と一緒にとる
βカロテンは油によって吸収率がアップする
相性のよい食材
魚介類、肉類、植物油、ごま、ピーナッツ、柑橘類
ニンジンを効果的にとるレシピ
相性のよい食材を組み合わせて日常の食卓にのせたいものです。
ニンジンのごまあえ
- ニンジンを短冊切りにし、硬めにゆでる
- ゴマをすりしょうゆ、砂糖、出汁をくわえて和え衣をつくる
- ニンジンをあえる
ニンジンとツナのサラダ
- ニンジンを細切りにし、レンジで固めに熱を加える
- ドレッシングをつくる。ボウルにニンニクをこすりつけ、レモン汁、オイル、塩をまぜツナを加える
- ニンジンをドレッシングとあえる
ニンジンとくるみのクリームチーズ、オレンジソース
ニンジンのポタージュスープ
- ニンジン(2本)を斜め切りにし、玉ねぎ(1/2個)薄切り、ジャガイモ(小1個7ミリ厚さ)とオイルで炒める
- お湯をひたひたに注ぎ、材料が柔らかくなるまで煮る
- 具材をつぶし、豆乳を入れ味噌(大さじ1)加え味を調える。みりんを少々加えるとまろやかに
- ※つぶす時はマッシャー、バーミックス、ミキサーなど。
まとめ
- 肝の機能調整で目の疲れやかすみ目を解消
- ドライアイや疲れ目など目のトラブルに効く
- オレンジ色のカロテンはビタミンAに変わり目や消化器官の粘膜を保護する
- カロテンは油と一緒にとると吸収がよくなる
- ビタミンCを失活させる酵素があるが熱や酸に弱いため、加熱するか生でドレッシングをかけるとよい
さいごに
ニンジンは必ず冷蔵庫に常備している食材ではないでしょうか。
今は一年中手に入りますが旬は冬です。カロテンの含有量もそのころが一番です。
形が引きしまって濃い橙色の肌のなめらかなニンジンを選びましょう。
毎日少しづつでも食べるように心がけ、目と身体のためにおいしくいただきたいものです。 じつはごろっとしたニンジンはあまり得意ではありません。ニンジンのポタージュは弱火で火を通すと甘味が際立ち美味しいです。塩やお味噌だけで十分。細切したニンジンも食べやすくて数本まとめてスライサーで冷蔵庫に常備します。取り出してすぐに使えますし、レンジで加熱したサラダは生でもなく加熱し過ぎでもない独特の食感になります。栗原はるみさんがニンジンスライスを常備しているのをみて参考にしています。便利です。ニンジンを毎日とれるようになりました。
お読みいただきありがとうございます。あなたの目が健やかでありますように。
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