視覚の不思議見続けるとわからなくなる?ゲシュタルト崩壊のしくみとは
以前、同じ漢字をずっと見ていたら、それが文字に見えなくなってなんと読むのかわからなくなったことがあります。
なんの感じだったか忘れてしまいましたが、気になって調べたら「ゲシュタルト崩壊」という現象だということがわかりました。
誰にでも起こりうることだと知って一安心。
目の疲れと関係はあるのでしょうか。
眼精疲労とは無関係
ちゃんと見ているのにそれが何かわからなくなる…
ちょっと不思議な気がします。
細かい作業をして目が疲れたせいかしら…などと考えてしまいますが眼精疲労とは関係がないようです。
疲れ目や眼精疲労では、視野全体がぼやけたりかすんだりします。
ゲシュタルト崩壊は文字そのものが認識できなくなるものです。
ゲシュタルト崩壊とは
長時間漢字を見ていると、なんと読むのかわからなくなる現象…漢字の各部分がバラバラにみえてきます。
漢字は特に図形として認識しているのかもしれません。
Wikipediaより抜粋 知覚における現象のひとつ。 全体性を持ったまとまりのある構造(Gestalt, 形態)から全体性が失われてしまい、個々の構成部分にバラバラに切り離して認識し直されてしまう現象をいう。幾何学図形、文字、顔など、視覚的なものがよく知られているが、聴覚や皮膚感覚においても生じうる。 ゲシュタルト崩壊の発生要因については未解明な部分が多く、静止網膜像のように消失が起きないことなどから、感覚器の疲労や順応によるのではなく、「比較的高次な認知情報処理過程によって発生する」ことがわかる程度である。
1947年にドイツのC.ファウストによって、失認症の症例として「ゲシュタルト崩壊」と名づけられました。
視覚と脳の不思議
ゲシュタルト崩壊は「認知情報処理過程によって発生」するとされます。
すべては脳の錯覚ともいえます。
そんな脳と視覚の不思議についてはこちらの記事でも書いています。
目と脳の不思議な関係とは?!仮眠でリフレッシュして記憶力をアップする方法も
目と脳を刺激するトレーニングが色々↓↓
ゲームセンターで老眼・視力回復のトレーニング!遊びで脳と目を刺激する
オリンピック競技の観戦で眼球トレーニング!スポーツで目と脳を刺激する
新聞の見出しで目と脳をトレーニング!ピント合わせをスムーズにして老眼がよくなる?!
ベンダー・ゲシュハルト・テストとは
「ゲシュハルト」とついた心理検査があります。
児童神経精神科医のロレッタ・ベンダーによる「視覚・運動成熟度」の評価や発達障害のスクーリング、神経機能や脳障害の評価に用いるものです。 [blogcard url="http://www.sankyobo.co.jp/abgt.html"]
さいごに
視覚の不思議見続けるとわからなくなる?ゲシュタルト崩壊のしくみとは。
以前、同じ漢字をずっと見ていたら、それが文字に見えなくなってなんと読むのかわからなくなったことがあります。
なんの感じだったか忘れてしまいましたが、気になって調べたら「ゲシュタルト崩壊」という現象だということがわかりました。
誰にでも起こりうることだと知って一安心。
目の疲れと関係はあるのでしょうか。
つくづくものを見る、ということは不思議だと思います。
ゲシュタルト崩壊は同じ漢字(文字)をおよそ30秒ほど見続けると起こります。
あなたも試してみますか。
お読みいただきありがとうございます。
参考: https://www.psych.or.jp/interest/ff-34.html日本心理学会 https://ja.wikipedia.org/wiki/ゲシュタルト崩壊 http://www.sankyobo.co.jp/abgt.html