わたしのメガネと目のブログ

メガネと目の健康について書いたブログです。メガネ歴40年の読書と図書館と公園と空の雲が好きな50代です。視力が落ち始めた中学生の頃、目が見えなくなったらどうしよう…と不安に駆られました。視力は強度近視で0.1ありませんが、ちゃんと見えてこの歳まできました。あれこれ目の病気や疲れが気になります。知らないことが不安になるので、色々と目のことを調べてみようと思いました。

子どもに多い目の病気とは?目をケガした時の対処は?

赤ちゃんは生まれた時から器官としての目はほぼ完成しています。

それから急速に目は発達していきますが、成長過程で、赤ちゃんの時や入学前の子どものころにかかりやす目の病気があります。

どんな病気やケガがあるのでしょうか。

先に知っておくことで、慌てずにすみます。

ウイルス性結膜炎

はやり目(流行性角結膜炎

アデノウイルスの感染によって起こる結膜炎です。

はやり目の人が目を触った手でモノを触り別の人が触って目などをこすることによって感染します。

タオルなどを介しても感染しますが、空気感染はしません。

目が赤くなる充血や目ヤニが多く出るなどの症状がでます。

まれに重症の場合、黒目に傷がついて傷跡が残るなどして角膜混濁になったり、まぶたの裏に炎症の白い膜ができることもあります。

プール熱咽頭結膜熱)

はやり目と同じくアデノウイルスの感染によるものです。

プールで感染することから、こう呼ばれます。

喉の痛みや腫れを伴うことがあり、38度以上の高熱などの症状があります。

ものもらい

霰粒腫(さんりゅうしゅ)

まつげの生え際の脂を出す「マイボーム腺」に脂肪が詰まって、白いできものができたり、腫れたりするのが霰粒腫です。細菌が感染すると化膿して痛みがでます。

麦粒腫(ばくりゅうしゅ)

マイボーム腺以外の分泌腺に雑菌が感染し、まぶたが腫れたり痛みを伴う場合があります。

ものもらいの治療法

抗生物質点眼薬や眼の軟膏でほとんどが治ります。

場合によっては、内服の抗生物質や抗炎症の薬を併用する場合もあります。

逆さまつ毛

子どものまぶたは非常に厚いため、まつ毛が内側を向いてしまいます。

そのまつ毛が眼球の表面に触れることがあるのです。

ですが子どものまつ毛はとても柔らかいために眼に当たっていても気にならないようです。

成長と共にまぶたが薄くなってまつ毛も自然に外側を向いて治ることが多いので経過をみることがふつうです。

3歳くらいで治らないとまつ毛の毛質も固くなって眼球表面に傷つけることもあるので5歳くらいまで様子を見て、改善が見込まれないと手術で治すことになります。

さかさまつ毛のサイン

お子さんにこんな様子が見られたら一度眼科へ行ってみてはいかがでしょうか。

  • 目をよくこすっている
  • 目が充血していることが多い
  • 光を眩しがる
  • まばたきの回数が多い
  • 目ヤニが多い
  • 目がいつもうるんでいる(涙が多い)

お子さんが肥満傾向にあると、さかさまつ毛になりやすいといわれます。

鼻涙管閉塞

涙が涙点から鼻の奥へ流れていく通り道を「鼻涙管(びるいかん)」といいます。

生まれたばかりの赤ちゃんは、この管が詰まっているために涙がこぼれやすいのです。

  • 泣いてもいないのに目が常にうるんでいる
  • 目ヤニがでる

こんな症状の赤ちゃんが疑われます。

[caption id="attachment_1140" align="alignnone" width="453"] 出典:スマイル眼科クリニック[/caption]

治療

点眼と鼻根マッサージ

点眼後に、鼻の付け根から鼻筋にかけて優しくマッサージを行います。

流れやすくするうちに数か月たつと開通することもあります。

ジー

開通しない場合は、涙点から細いチューブを通すブジーを行います。

 

【逆さまつ毛や鼻涙管閉塞の原因となる目やにについてはコチラ】 ⦿⦿赤ちゃんの目やにが多いけど大丈夫?原因と対処法は?

目に異物が入った事故やケガ

目に異物が入る

眼に異物が入った時には、まず水道水で流し洗いしてすぐに眼科を受診しましょう。

目はこすらないようにします。特にアルカリ性の洗剤、石灰などは10分以上洗い流す必要があります。

固形物の破片が入った場合は、壊れたものがあれば持参して眼科へかかります。いずれも、何が目に入ったのか、わかるものを持っていくと手当がしやすくなります。

 

【目に異物が入った時の対処法はコチラ】 ⦿⦿まぶたを手でゴシゴシは危ない!目にゴミや異物が入った時の対処方法

眼球まわりの打撲

目の周りを打撲した時は、その場では異常がなくても後で症状がでることもありますから必ず眼科で検査してもらいましょう。

子どもは痛みがなくなると何も言わないことがあるので充分気をつけましょう。

親の目の届かないことも多いでしょうから事故の場合は周りの人に様子を詳しく聞くことが大切です。

 

【子どもの目の打撲の対処はコチラ】 ⦿⦿節分行事で5歳児が目に打撲! 応急処置と眼科受診の判断は?

まとめ

子どもに多い目の病気やケガには

  • ウイルス性結膜炎
  • ものもらい
  • さかさまつ毛
  • 鼻涙管閉塞
  • 異物が目に入る
  • 目の打撲

などがありました。

新生児から学童期まで、子どもは自分の目の異変には気づきにくいものです。

日頃からよく観察して早めに異変をキャッチできるようにしたいですね。

 

【7歳までの目の発達に関する記事はコチラ】

⦿⦿3歳児の子どもの視力はどれくらい?目が大人になる7歳までの注意点とは?

【子どものうちに治したい斜視・弱視についてはコチラ】

⦿⦿子どもの目の異常を見つけるには?斜視や弱視の判定や治療法

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お読みいただきありがとうございます。

目の病気についてはこちらのサイトをご覧ください▼▼▼ 目に関する団体や協会、企業など見やすいわかりやすいサイトを紹介しています。

眼病を知る・目の健康の参考サイト

 

参考 http://www.smile-eye.com スマイル眼科クリニック http://www.skk-health.net/me/16/#chap2 目と健康シリーズ http://www.gankaikai.or.jp/health/ 日本眼科医会 http://xn--y8j2c012k2bd22hg8kjyj.com/ 働く女性の味方

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