双眼鏡の選び方と使い方は?自然観察・スポーツ観戦・天体観測・芸術鑑賞に!
双眼鏡というと、バードウオッチング!とつい思ってしまいます。遠くがよく見えるのですから色々と使い道も多いアイテムです。
様々な場面で使いこなす双眼鏡の使い方や選び方をご紹介します。
双眼鏡とは
双眼鏡は、両眼で見ることによって立体感を与えて見やすくなっています。双眼鏡からみる世界は、肉眼では見ることができないものを鮮明にみることができます。
生活の楽しさを広げるレジャー用、航海や漁業、救援・救難などの業務用があり広範囲で使われています。
目をあててのぞく小さいレンズが「接眼レンズ」、大きいレンズが「対物レンズ」です。
双眼鏡の選び方
選ぶ時のポイントは、「倍率」「対物レンズ有効径」「視界」の3つで表されています。これらは双眼鏡本体に表示されています。
一般的には、以下がオススメです。(日本望遠工業会)
倍率
- 「見やすい倍率」は何をみるかによって異なる
- 「倍率」とは、肉眼で見たときの大きさと、双眼鏡でのぞいたときの大きさの割合
- 手持ちの場合は10倍以下の倍率に。手ぶれによって見づらくなることがあるため
対物レンズ有効径
- 対物レンズの口径のこと
- 有効径が大きいほど光を集める力が大きく明るい
- 口径が大きくなるほど双眼鏡は重くなる
視界
- 双眼鏡をのぞいたときに見える範囲のことで、角度で表す
- 双眼鏡を動かさずに見ることができる範囲を実視界という
- 実視界の広い双眼鏡は狙った被写体を追いかけたり探したりするのに便利
購入するときに気をつけること
- メーカー保証がついたものを選ぶ
- 実際に手に取ってのぞいて見て確認して選ぶ
- レンズのコーティングで明るさが変わる。多層膜コーティングは、単層コーティングよりも明るくシャープに見える
- 倍率の高い双眼鏡は三脚を使用するとよい
- 一般的に価格が高いものほど見え方はよくなる
双眼鏡の正しい使い方
[caption id="attachment_3379" align="alignnone" width="581"] 出典:http://www.birdshop.jp/spt-sogankyo.html[/caption]
もちろんそのままのぞいただけでもある程度見ることはできます。ですが、正しい使い方をすることによってより鮮明に見ることができるようになります。
双眼鏡の性能をフル活用するためにも正しい使い方を知っておきましょう。
- ストラップを首に下げて長さを調整する
- 目当てのゴムがあるときは、目に当てて高さを調整する
- 眼幅(左右のひとみとひとみの間隔)を調整する。左右の結合部をゆっくり折るように動かし接眼レンズをのぞき、左右の目で見える二つの円がきちんと重なればよい
- 左右の視力が違う場合、視度の調整片目づつおこなう。1点の目標を決めて、接眼レンズをのぞき視度調節を回して目標にピントを合わせる。もう一方の目も同様いおこなう
- 視度を調節した双眼鏡で目的のものを見る場合、中央のダイヤルを回してピントの調整をおこなう
- 双眼鏡を使用するときは、両脇をしめて両手で双眼鏡をもつ。肘の角度は60度くらいが像がぶれにくく目が疲れにくい。杭や木立を三脚代わりにするとブレが軽減する
注意視度調整のやり方は機種によって違う場合があるので取扱説明書をよく読みましょう
バードウオッチング・自然観察に
ふだん近寄ることが中々できない鳥を見る醍醐味がバードウオッチングです。
遠出して観察するのもよし、近くの公園に出かけてみるのもよし、です。鳥の声に早起きして出かけてみる、そんな日常も双眼鏡があればすぐにできますね。
日本野鳥の会や探鳥会などバードウオッチングには多くの楽しみ方がありそうです。
ニコン 8倍双眼鏡 「モナーク 7(MONARCH 7)」 8×42
天体観測・スカイウオッチング・花火に
天体観測というと大きな望遠鏡で行うもの、と思っているかもしれませんが、双眼鏡でも十分楽しめます。
肉眼で見るより、はっきりと見えます。ちょっとした旅行やキャンプのアウトドアのレジャーに持ち運びも軽快な双眼鏡を持っていけば、空を見る楽しみが増えます。
夜はもちろんですが、昼間雲を見てみることもおススメです。次々の形を変える雲は見飽きることがありません。
天空に拡がるといえば花火。そのダイナミックさは近くで見ると一味違います。眼前に広がる花火を双眼鏡でのぞくと別の味わい方があるかもしれません。
Carl Zeiss(カールツァイス) TERRA ED Pocket 8x25 ポケット双眼鏡小型で視野が広い8倍双眼鏡
スポーツ観戦に
スポーツ観戦にも双眼鏡が役立ちます。プレー全体を楽しむのは遠景でもできますが、やはりお気に入りの選手はアップで見てみたいもの。
そんなときに双眼鏡があれば、時々の表情がよく見えてより臨場感を味わえること間違いなしです。
コンサート・芸術鑑賞に
コンサートなら演奏者の細かな動きを双眼鏡で見ることもできます。
美術館や博物館で鑑賞するなら双眼鏡で近づくことが難しい作品を間近で見るように鑑賞することができます。絵筆の筆致や大きな彫刻の隅々まで堪能できます。
PENTAX (ペンタックス リコー) 防水大口径の本格ダハタイプ双眼鏡 SD 8×42 WP
さいごに
双眼鏡の楽しみ方。
見え方が違うと楽しみ方も変わってきますね。
テニスは毎年見に行きますが、いつも双眼鏡があれば…と思っていました。今年こそ本格的な双眼鏡を購入しようと思います。
お読みいただきありがとうございます。
[ad#88]
参考 http://www.jtmas.jp/history/index.html日本望遠工業会 http://www.birdshop.jp/spt-sogankyo.html