まばたきのしすぎはドライアイ?なりやすい人の特長は?
スーパーのレジに並んでいたらその女性がやたらと、まばたきをするのが気になりました。目がツラそうです。まばたきで涙液が分泌され目に潤いを与えてくれますが、あのまばらきでは、目が余計に疲れそうです。
まばたきのし過ぎもドライアイ? 気になるので調べてみました。
頻繁なまばたきはなぜ起こるの?
ドライアイというのは目の表面を覆っている涙の量が減ったり、涙の質が変化することで起こる、目のトラブルのことです。多くはディスプレイや集中すること(細かな作業や運転)でまばたきの回数が減ることから起こります。まばたきが減って起こりますが、ドライアイになってしまうと逆にまばたきが頻繁になることがある、というのも皮肉なものです。
目が乾くので、今度は無意識にまばたきを頻繁になる、それこそ1分間に40回とか。(先のレジの女性もそんな風でした)
1分間に40回ということは1.5秒に1回、かなりの回数です。
まばたきトリビア!涙のポンプ役でワイパー役
リラックス時のまばたきが1分間に22回までなら正常ですが、40回以上まばたきをする人は、ドライアイの疑いがあるそうです。1回のまばたきは、約0.10~0.15秒の時間がかかると言われています。
例えば、8時間睡眠をとる人が、1日にまばたきをして目を閉じている時間は、24~48分間にもなるんですね。まばたきして涙が分泌されるそのおかげで、目を乾燥から守って、目に見えない細かな異物を除去してくれる、本当にありがたいものです。
こんな人がなりやすい年齢層別の注意点
低年齢層
アレルギーやアトピーの体質、テレビゲームやスマホの使用、電子機器は話し合って時間を決める、休息を入れるなど日頃から注意しましょう。
若年層・中年層
- PCを使うデスクワーカー全般
- スマホを1日4時間以上使う人
- 長時間精密な作業に従事する人
- 心身に負担がかかる中間管理職
- 更年期の女性
目を酷使したり、ストレスやホルモンバランが影響しているようです。
高齢者層
一定の年齢になると、目のレンズの役割を果たす水晶体が老化します。個人差もありますが、放置すると眼精疲労やドライアイを招きます。
常にセルフチェックを心がけたいものです。
ほかの病気にも要注意
ドライアイの症状からまばたきがうまくいかず、涙の質にも影響がでてしまう場合があります。
以下は、涙の3層の以上から起こる病気です。
- 油層の異常 ~マイボーム腺機能不全
- 水層の異常 ~シェーグレン症候群
- 粘液(ムチン)層の異常 ~スティーブンス・ジョンソン症候群瘡
すぐにできるドライアイの対策
- 長時間のデスクワークを避け、毎時間おきに目を休める
- 目を静かに瞑り、蒸しタオルをかけると良い
- 加湿器や濡れタオルなどで湿度を上げる
- 特に冬場の暖房使用時には乾燥を避ける
- 意識してまばたきをする
- エアコンの風が直接当たる場所での作業を避ける
- タバコの煙を避ける
- パソコンのブルーライトカットを使用する
- 室内照明や日光の映り込みを避ける
- 自分の目の高さより低い位置に設置する
- コンタクトレンズの使用時間を短くする
- パソコン使用時にはなるべくコンタクトレンズを外す
まとめ
目を守ってくれるまばたきと涙。
まばたきのし過ぎには、目の病気以外の病気がかくれている可能性もあります。ドライアイ対策をとっても気になるならすぐに眼科や総合診療科を受診しましょう。
お読みいただきありがとうございます。
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