指原莉乃が受けたICLとは!メリットとデメリットや料金、手術を受けられる人は?
AKB48の指原莉乃さんが視力矯正手術ICLを受けたといいます。
ICLとはどんな手術なのでしょうか。
角膜を削るレーシック手術もありますが、ICLは角膜を削らない視力矯正のようです。
ICLのメリットやデメリット、メガネやコンタクトの違い、費用や手術できる人はどのような人なのか調べてみました。
見え方が格段にちがう
指原さんはこれまでコンタクトレンズを使用していたようです。
ですが、ドライアイやひどい充血などに悩まされていたといいます。
コンタクトレンズが合わないという状態で仕事をしていたんですね。
手術後、くっきりとした視界に驚いた様子です。
実は先日神戸神奈川アイクリニックさんにて「ICL」という手術をしました!朝起きた瞬間から目が見えて、朝甘えてくる飼い猫の姿を見たときに泣きそうになりましたそれだけでやってよかったとあとはドライアイ、ひどい充血が全くなくなった!コンタクトがあってなかったからなんだなあと pic.twitter.com/YWEI7uDUGO
— 指原 莉乃 (@345__chan) 2018年3月7日
後房型有水晶体眼内レンズ(ICL)とは
眼内レンズを使用した治療として白内障手術は一般的に知られています。
先進医療の対象でもあり最先端の技術であることがうかがわれます。 [blogcard url="https://eye88eye.com/hakunaisyo-sennshin-2695"]
同じように眼の中にレンズを入れることで、視力を矯正しメガネやコンタクトレンズをする必要がなくなるというものです。
眼内レンズの材質はコラーゲンとハイドロエチルメタクリレート(HEMA)の共重合体でできており、生体適合性に優れたレンズといえそうです。
レンズが柔らかく、わずか3.2ミリの切開面から折りたたんで眼内に挿入することができます。
ICLの最大の特徴は、たとえば手術後に目に不都合があった場合には、眼内レンズを取り出すことができるということです。
目は元の状態に戻ります。
強度の近視の場合、これまで視力矯正の手術というとレーシック手術を思い起こす人が多いと思います。
ICLは強度近視の新しい視力矯正方法です。
フェイキックIOLとは
ICLは後房型フェイキックIOLです。
後房型フェイキックIOLの前に前房型フェイキックIOLが1978年から使われています。
前房型フェイキックIOLは、角膜と虹彩の間にある前房という場所に挿入し、虹彩に固定して使うレンズです。
[caption id="attachment_4770" align="alignnone" width="300"] 引用:みなとみらいアイクリニック[/caption]
それに対し、後房型フェイキックIOLであるICLは、虹彩と水晶体の間にある後房という場所に挿入するレンズです。
[caption id="attachment_4771" align="alignnone" width="300"] 引用:みなとみらいアイクリニック[/caption]
フェイキックIOLは、近視、遠視、乱視を矯正することができます。
レンズはメンテナンスフリーでレンズが劣化して交換する必要もありません。
前房型は2004年9月に、後房型は2005年12月に日本の厚生労働省にあたるFDA(アメリカ食品医薬品局)の認可を得ている安全で有効な レンズです。
また、ICLは既に64か国で認可を受けています。
日本国内でも2010年2月に厚生労働省が 有水晶体後房レンズとして承認しています。
図版をおかりした「みなとみらいアイクリニック」では2018/03/09現在で275件の手術例があるようです。
どんな手術か
手術時間は片目で15分程度で、両目同時に手術可能です。
(眼科によって多少変わります)
手術方法
- 手術前に瞳孔を大きく開く目薬を点眼
- 局所麻酔後、角膜を3ミリ切開
- 切開した部分からレンズを挿入
- 虹彩の後ろ(後房)にレンズをおく
- 縮瞳剤を点眼し、瞳孔をもとに戻し終了
手術料金
70~80万円前後 (眼科によって料金は多少差があるようです)
手術を受けられる人
- 近視度数 -6.0D 以上 - 18.0D 以下
- 乱視度数 -2.5D 以下
- 矯正視力 1.0以上
- 年齢 20歳以上45歳くらいまで
手術を受けられない人
- 目の病気がある
- 角膜内皮ジストロフィー、角膜内皮が2000個以下
- 緑内障の既往、眼圧が21mmHg以上
- 屈折矯正手術が許されない特殊な職業
- 妊娠中・授乳中
- 医師の説明が理解できない
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メリットとデメリット
メリット
- レンズのメンテナンスがいらない(メンテナンスフリー)
- レンズを外すともとに戻すことができる
- 水晶体はとらないので調節力は維持
- コントラストの低下がなく術後の視界が良好
- レーシックが受けられない人(強度近視・角膜が薄いなど)にも受けられる
- 角膜をけずらない
デメリット
- 料金が高い
- 手術後の目の状態によって、レンズを交換する場合がある
- まれに白内障を誘発する場合がある
- 将来的に、白内障手術をする際はレンズを取り外す必要がある
メガネと比べた時のメリット
- 視野が広がる
- くっきり、ものを大きく見える
- くもらない
- スポーツの時に便利
コンタクトレンズと比べた時のメリット
- つけはずしの必要がない
- 手入れする必要がない
- プールで泳げる
レーシック手術と比べた時のメリット
- 見え方がよい
- 角膜をけずらない
- ICLを外すと元の目に戻る
- ドライアイにならない
- 紫外線がカットできる
- 光がまぶしくない
さいごに
指原莉乃が受けたICL(後房型フェイキックIOL)とは
目の中に入れるコンタクトレンズともいえるICLです。
手入れも不要で見え方もいいようです。
水の中で目をあけることもできるんですね。
まさしく裸眼と同じ!
その上、眼内レンズを外せば元の目に戻るという安心感がうれしいです。
料金は高いですが、どうしても裸眼ですごしたい人にはありがたいICLです。
指原さんがICLにしたのもうなずけます。
お読みいただきありがとうございます。
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参考: https://ogasawara-eye-clinic.or.jp/ope/1781/ http://www.minatomiraieye.jp/phakic/aciol.html