眼軟膏の正しい使い方と差すのはどこ？特徴は効き目が長いこと
マヌカハニーを目薬にする話を知人の看護師にしたところ「眼軟膏の使い方を意外と知らない人が多い」という話になりました。
目薬には液体と軟膏があります。正しい眼軟膏の特徴や使い方を調べてみました。
眼軟膏の特徴
眼軟膏（がんなんこう）には炎症や痛みを抑えたり、細菌を殺すものです。
油の成分が薬に混ぜてあります。
眼軟膏は点眼する目薬よりも目にとどまる時間が長く、効き目も持続します。
目のまわりがベタベタしたり、差した直後は見えにくいように感じますが、薬を眼球全体に行き渡らせるために少し時間がかかります。
眼軟膏は普通の軟膏と違い、無菌的に調製しているので目の中（結膜のう内）に入れても大丈夫な軟膏です。
眼軟膏の使い方
手を清潔にする
眼軟膏を使用する時は必ず石けんで手を洗う
眼軟膏の入れ方
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出典：中村眼科[/caption]
- 鏡をみながら下まぶたを下に引き、チューブから直接下まぶたの内側にのせる
- チューブの先がまつげや眼球などに触れないように注意
- チューブから直接入れるのが難しい場合は、清潔な綿棒を使う
- 指先を使うと不潔になるので避ける
使う量はどれくらい
- 1回に入れる量は1cmほど
- 医師の指示がある場合はその指示に従う
- 入れ過ぎると目からあふれて、目のまわりがベタベタに
眼軟膏を入れたら
- 眼軟膏を目に入れた後は、目全体に広がるまで目を閉じて待つ
- 目を閉じることによって体温で軟膏が温まり、薬が目全体に広がるまで、しばらくは静かに目を閉じる
- 目から眼軟膏があふれたら清潔な布やティッシュペーパーで拭き取る
- 目から眼軟膏があふれるとべたつくだけでなく皮膚が赤くなってかゆくなることもある
入れ終わったら
チューブの先は清潔な布やティッシュペーパーで拭きキャップをする
気になること
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チューブから直接がやりにくい時は綿棒で 出典：中村眼科[/caption]
- 病状によって1日に入れる回数は決まっている。医師の指示や説明書にある使い方を守ること
- 指示によっては、寝る前に入れることも。目に薬がとどまりやすくベタつき感が気にならない
- 目薬と眼軟膏を一緒に使う時には、目薬を先に使う。眼軟膏を先に入れると油分が目の表面をおおってしまうので、液体の目薬ははじかれてしまう。目薬を差して5分程度時間をあけてから眼軟膏を入れる
マヌカハニーのはちみつ目薬についてはこちらです。
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眼軟膏の使用目的別の3つの使い方
目や目のまわりに使う軟膏には3種類あります。
目に点入する ～まぶたの中に入れる
上記の眼軟膏のつけ方のとおり。
ものもらい ～まぶたの縁
綿棒の先に軟膏を出して、まぶたの縁に塗ります。
上まぶたにつける時は上まぶたを引き上げ、下まぶたにつける時は下まぶたを引き下げると、つけやすくなります。
まぶたの皮膚の炎症 ～皮膚に塗る
指先に軟膏を出し薄く皮膚に塗ります。
さいごに
眼軟膏の特徴と正しい使い方。
効き目が持続する眼軟膏。下まぶたにチューブから直接入れます（点入といいます）。清潔な綿棒を使ってもよいでしょう。
眼球に軟膏が行き渡るのを目を閉じて待ちましょう。
そういえば母がよく眼軟膏を使っていたのを思い出しました。
こちらで目薬の差し方、コンタクトレンズ装着者の差し方、目薬の保管や使用期限について書いています。
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お読みいただきありがとうございます。
参考 http://www.santen.co.jp/ja/healthcare/eye/eyecare/child/sickness/s2/start.jsp参天製薬 http://www.nakamura-ganka.com/?p=6950仲村眼科写真 https://shukan-yakuzaishinikki.com/medication-teaching/how-to-use-eye-ointment/ https://www.apha.jp/medicine_room/entry-3498.htmlイラスト http://www.hospital.yaizu.shizuoka.jp/section/shinryogijutsu/yakuzaika/file/8.pdf
