わたしのメガネと目のブログ

メガネと目の健康について書いたブログです。メガネ歴40年の読書と図書館と公園と空の雲が好きな50代です。視力が落ち始めた中学生の頃、目が見えなくなったらどうしよう…と不安に駆られました。視力は強度近視で0.1ありませんが、ちゃんと見えてこの歳まできました。あれこれ目の病気や疲れが気になります。知らないことが不安になるので、色々と目のことを調べてみようと思いました。

まばたき操作でALS患者を支援する「JINS MEME BRIDGE」とは?どんなアプリがある?

メガネ・アイウエアの「JINS(ジンズ)」は「目の前のものを見るものか世界初 身体の内側を知るものへ。」をコンセプトにメガネ型ウェアラブルバイスJINS MEME」を2015年に発表しました。GOOD DESIGN AWARD 2015を受賞しています。

メガネはアプリによって例えば、眠気を察知して快適なドライブを可能にすることが可能なのです。この「JINS MEME」をベースに、手足の不自由なALS患者を支援する取り組みを始めます。それが、「(ジンズミームブリッジ)」JINS MEME BRIDGE2017年2月頃、公開される予定です。一体どんな仕組みなのでしょうか。「JINS MEME」のアプリもあわせて調べてみました。

ALS(筋委縮性側索硬化症)と眼球

ALSとは、筋委縮性側索硬化症のことです。手足・喉・舌の筋肉や呼吸に必要な筋肉がだんだん痩せていき力を失っていく病気です。難病に指定されています。

運動をつかさどる神経(運動ニューロン)だけが障害を受けて、脳へ「手足を動かせ」という命令が伝われなくなることにより筋肉が痩せていくのです。ですから、知能や意識や五感、視力や聴力、内臓機能は影響を受けず正常のままです。

発症からの平均余命は3~5年と言われ世界で40万人、日本には9200人を超える患者がいます。病気に進行は速く、現在有効な治療法は確立されていません。

オープンソースで開発

ALS患者が、発症後も正常に動きを保つことができるのが「眼球」の動き。そこに注目して、目の動きによって々な電子デバイスのコントロールを目指そうとするのが「ALS支援ソリューション開発プロジェクト」です。

⦿⦿プロジェクトの詳細はコチラ

[embed]https://youtu.be/oSjwsMZ0qI8[/embed]

オープンイノベーション型の開発スキームを採用しています。アプリケーションのソースコードを公開し、このプロジェクトに共感する世界中の開発者が参加しています。

リアルタイムで得られる視線移動やまばらきの情報を独自のアルゴリズムを通じてバイスをコントロールするコマンドに変換。眼の動きだけで身のまわりのデバイスを自由にコントロールするアプリケーションをandroid向けアプリで公開する予定です。

JINS MEME BRIDGE」視線とまばらきで操作

実際、どんなことができるようになるのでしょうか。

  • メールを使う
  • 車イスを動かす
  • パソコン・スマホを使う
  • ロボットアームを操作する
  • ドローンを使う

日常の動作にかかせないことです。

将来的には、ALS患者はもちろん高齢者の生活の向上など生活者すべてのニーズに対応できるIoTプラットフォームを作り出すことを目指しています。

JINS MEME」のセンサー

メガネはどんなスタイリングにもフィットするウエリントンをベースにしています。

これら3つのセンサーで心と身体の変化を捉えます。

朝起きてから眠りにつくまで、健康な生活の手助けをしてくれる。

[caption id="attachment_1054" align="alignnone" width="300"] 3点目電位センサー[/caption]

これまで目に見えなかった身体の状態を可視化してくれるツールです。

3点式眼電位センサー

ノーズパットに取り付けられており、まばたきと視線移動を捕える

集中・活力・落ち着きを解析

 

眼電位センシングとは 一般に、人間の眼球は 角膜側にプラス(正)の電位を帯びています。 この生の電位を持つ眼球の角膜側が、 視線や瞬きの際に動くことで、 周辺の皮膚の電位に変化を生じます。

これをJINE MEMEの鼻パットの部分に搭載された3点式眼電位センサーが計測し、視線や瞬きを検出することができます。

加速度センサー

  • 6軸(加速度・ジャイロ)センサーが身体の運動を補足
  • 頭部は身体のバランスを司る体軸上に位置
  • メガネに搭載された6軸センサーが体軸変化を検知する
  • 6軸センサー移は動と回転の速度を検出x軸y軸z軸の3方向の加速度を計る

ジャイロセンサー

角速度(回転速度)を計測する

JINS MEME 概要

JINS MEME ES

対応アプリ:

「MEME」「OFFICE」「ZEN」「WALK」 「RUN」「TAIKAN」「DRIVE」

 

センサー:

3点式眼電位センサー 3軸加速度センサー 3軸ジャイロ(角角度)センサー

価格:  3万9000円(税別)

フレームタイプ : ウエリントン

JINS MEME MT

対応アプリ:

「WALK」「RUN」「TAIKAN」

 

センサー:

3軸加速度センサー 3軸ジャイロ(角角度)センサー

価格  1万9000円(税別)

フレームタイプ: サングラス(ハーフリム

ジンズ・ミーム・アプリ

JINS MEME ~「アタマ年齢」と「カラダ年齢」で状態を【見える化】する

アタマ年齢

眼の動きから得られる情報から

集中(Forcus) 活力(Energy) 落ち着き(Calm)

の状態を「ココロ」の活性度を総合指数で表す

生産性や創造性が高いときは「アタマ年齢」が若く低い状態の時は年齢が上がる

カラダ年齢

頭の動きから得られる情報をもとに

活動量(Movement) 姿勢(Posture) 安定性(Stability)

の状態を想定

歩行の動き・姿勢や着座時の姿勢を可視化

JINS MEME OFFICE ~仕事の集中時間がわかる「脳の万歩計」

メガネのセンサーでアタマ・ココロ・カラダのデータを計測し集中力を可視化

[embed]https://youtu.be/tgeICkw1GWw[/embed]

集中の「今・量・質」を常に記録~「脳の万歩計」

集中を使いこなす勝ちパターンやルーティンが見つかる

JINS MEME ZEN ~鍛えられたココロを手に入れる

集中力・判断力・創造性を高める 心のトレーニングアプリ

日常生活の中で瞑想を実践する

監修者: 石川善樹博士(予防医学研究者)

 

JINS MEME WALK ~正しく歩くとカラダは変わる

歩数に加えてスピード、ストライド、フォームから歩きの質を判定

歩く量から質へ正しいフォームを身に着けることですべての運動の基礎となる身体機能の向上にもつながる

JINS MEME RUN ~理想の走りへ導く

6軸センサーのデータをもとにランニングフォームをリアルタイムで可視化

フォームとブレを判定しトレーニングを効率化

体幹を意識し、フォームをチェック、効率的で疲れにくく故障しづらい走り

JINS MEME TAIKAN ~体幹レーニングで強く美しくしなやかに

見えない体幹を見えるようにする

レーニング中の動きを検出

[embed]https://youtu.be/OOrIV3GJG84[/embed]

共同開発: 慶応義塾大学 橋本健史准教授 アプリ監修: プロトレーナー 木塲克己

JINS MEME DRIVE ~眠気の可能性を察知し、安全なドライブへ

JINS MEMEメガネの3点式眼電位センサーが疲労や眠気の可能性を画面と音声で知らせる

[embed]http://https://youtu.be/KeX6Wi4AlHQ[/embed]

まばたきや視線の変化を解析し、眠気の可能性があるときにアラート

まとめ

ALS患者の支援となる「JINS MEME BRIDGE」

多くの人の協力でよりよいシステムが期待され、これからの社会に必要となる要素があります。今後、多業種からウェアラブル端末に参入することが考えられますね。

 

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多くの知恵が集まってよりよい社会になることは望ましいことです。

お読みいただきありがとうございます。

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参考 https://jins-meme.com http://www.nanbyou.or.jp/entry/52