わたしのメガネと目のブログ

メガネと目の健康について書いたブログです。メガネ歴40年の読書と図書館と公園と空の雲が好きな50代です。視力が落ち始めた中学生の頃、目が見えなくなったらどうしよう…と不安に駆られました。視力は強度近視で0.1ありませんが、ちゃんと見えてこの歳まできました。あれこれ目の病気や疲れが気になります。知らないことが不安になるので、色々と目のことを調べてみようと思いました。

視覚障害者と盲導犬に出会った時に注意することは? 盲導犬にしてはいけない6つのこと

もし、自分の犬の散歩中に、盲導犬を連れた視覚障害者にであったら、どうしたらよいのでしょうか。

お互いに犬を連れているので、犬同士ごあいさつ、なんてことは盲導犬でなければよくあることかもしれません。

ですが、盲導犬の場合は、「優しく無視する」のがよいのです。

盲導犬に出会った時に注意することをお伝えします。

盲導犬とは

[caption id="attachment_3836" align="alignnone" width="400"] http://wol.nikkeibp.co.jp/article/column/20140203/172662/?P=1[/caption]

視覚障害者が行きたい場所へ出かけられるように、盲導犬は障害物を避けたり、段差や角を教えたり、安全に歩くためのお手伝いをしています。

全国におよそ1000頭が活躍しています。

「道路交通法」(昭和53年)や「身体障害者補助犬法」(平成14年10月施行)という法律でも認められていて、目の不自由な人と一緒に電車やバスに乗ったり、お店などに入ることができます。

町で盲導犬に出会ったら、それは盲導犬が「仕事中」なのです。

きちんと訓練された盲導犬は視覚障害者と共に外出しているときは、常に集中しています。

ですから、

「むやみに声をかけることなく「優しく無視する」ように見守りましょう」

と言うのは、常時見学可能な施設で、盲導犬を育てる富士ハーネスセンター長の山口義之さんです。

視覚障害者にとって盲導犬は、目の代わりとなったくれる頼りがいのある大切なパートナーなのです。

盲導犬のシンボル「ハーネス」

[caption id="attachment_3837" align="alignnone" width="306"] 引用:日本盲導犬協会[/caption]

盲導犬が体に白い胴輪をつけています。

これを「ハーネス」といいます。

ハーネスを通して盲導犬の動きが伝わり、安全に歩くことができるのです。

たとえば、

 

「ハーネスが少し左に動いて止まると左に角がある」

「ハーネスが少し上に動いて止まると昇りの段差か階段がある」

 

というようにハーネスの動きから伝わる情報が、目の不自由な人の安全な歩行を支えています。

ハーネスを盲導犬は仕事をしている時は必ず身につけており、その外見でわかるように表示の義務もあります。

盲導犬の運転免許証である「盲導犬使用者証」「身体障害者補助犬健康手帳」を視覚障害者は携帯しています。

盲導犬にしてはいけないこと

犬

町で視覚障害者と盲導犬を見かけた時は「優しく無視」がマナーです。

以下のような行為は迷惑になるので、やってはいけません。

  • 声をかける~ 驚ろいて集中が切れる
  • じっと前から見る~ 盲導犬は人好き。見つめられると意識がそちらに向いてしまう
  • 口笛をならす~ 音に敏感。驚く
  • 食べものをみせる、あたえる~ 盲導犬は外では食べ物を欲しがらないように訓練されている
  • 盲導犬をなでる~ 「仕事中」なので意味なく接触するのはNG
  • 自分の連れている犬を近づける~ 盲導犬はペットではないので挨拶は無用。近づかないように気をつける

 

盲導犬がいても必要なサポート

盲導犬を連れていたら大丈夫、とは限りません。

たとえば、信号

盲導犬は信号の色を識別できません。

「優しく無視」がマナーですが、例外もあります。

交差点や信号機前では声をかけましょう。

横断するタイミングをはかりかねている場合も多いそうです。

「信号が青になりましたよ」

「一緒に渡りましょうか」

「まだ、赤です」

視覚障害者のサポート方法はこちらに詳しく。

視覚障害者のサポート方法は?正しい誘導の注意点

視覚障害者の道案内!点字ブロックと音サインの豆知識と社会人のマナー

日本盲導犬協会とは

盲導犬に関する多くのことに取り組んでいます。

目の見えない人、見えにくい人が、 行きたい時に、行きたい場所へ行くことができるように、 私たちは、安全で快適な盲導犬との歩行を提供します。 引用:日本盲導犬協会「使命」

 

昭和42年に公益財団法人日本盲導犬協会として設立されました。

盲導犬の育成と視覚障害リハビリテーション事業を通して視覚障がい者の社会参加を促進し、視覚障がい者福祉の増進に寄与することを目的にしています。

次のような事業を行っています。

  1. 盲導犬訓練施設の設置運営

  2. 盲導犬歩行指導員、盲導犬訓練士及び飼育管理員の養成

  3. 盲導犬育成に関する調査及び研究

  4. 視覚障がい者福祉諸団体との連携及び協力

  5. 視覚障がい者の社会的生活能力の改善・向上を図るための相談、指導、助言及び各種訓練

  6. その他この法人の目的を達成するために必要な事業

さいごに

視覚障害者と盲導犬に出会った時に注意すること。盲導犬にしてはいけない6つのこと。

1 声をかける

2 じっと前から見る

3 口笛をならす

4 食べものをみせる、あたえる

5 盲導犬をなでる

6 自分の連れている犬を近づける

 

視覚障害者の大切なパートナーである盲導犬。町で見かけることがあったら「優しく無視」しましょう。

盲導犬は仕事中なのです。

ですが、盲導犬を連れていれば万全、というわけではありません。

信号など適切にサポートできる人でありたいものです。

盲導犬をつれた方の手助けをすると、ありがとうの言葉といっしょにシールがプレゼントされるニュースです。

 

お読みいただきありがとうございます。

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参考: https://www.moudouken.net/公益財団法人日本盲導犬協会 http://wol.nikkeibp.co.jp/article/column/20140203/172662/?P=1 https://www.siawase-sakusen8.net/moudouken-5859