レーシック手術をする時の眼科選び10のチェックポイント
メガネ歴40年ですが、ガネを外して裸眼ですごしたい、と思ったこともありました。レーシック手術で近視が治るらしいということを知りました。眼の角膜にレーザーを当てるという方法にビビって…、メガネ生活でいいかな、と。
メガネやコンタクトレンズをはずしたい人にとってはレーシックは有効な治療となっているようです。
レーシック手術で後悔しないためのポイントをご紹介します。
正しい眼科(施設)選び
安心してレーシック手術を受けるために確認したい10項目です。
1 十分な検査と眼科専門医の診察を受けましたか
視能訓練士など眼科の専門スタッフによる検査を行い、検査内容と結果について、医師からきちんと説明を受けることが必要です。
術前の検査により円錐角膜(レーシックに向かない)などの診断を見逃さずに、手術に不適応を見極めることができます。
2 レーシック以外の選択肢も検討しましたか
高度近視の人、角膜の厚さが薄い人は、レーシック以外の治療が有効な場合もあります。矯正量の安全を正しく判断することが大切です。
3 カウンセリングに十分な時間をかけましたか
術前検査と納得のいくカウンセリングの時間を持つことが大切です。目の状態によっては手術ができない場合もあり、また、治療の選択が異なってきます。
レーシックの治療について十分に理解することが大切です。
4 ライフスタイルや目標視力の設定などを医師と話あいましたか
レーシック手術を受けようと思った理由や目的、ライフスタイルや年齢、目標とする視力で治療の選択肢も異なってきます。
5 手術の合併症やデメリットについて説明を受けましたか
レーシック手術は安定した屈折矯正手術となりました。ですが、微細でデリケートな治療です。どんな治療もそうですが、合併症の可能性がゼロとは言い切れません。
医師がデメリットや術中術後の合併症の可能性などもきちんと説明し、理解することが必要です。
6 初の適応検査から手術までに日数をあけていますか
最初の検査の後すぐには手術は行いません。 特にコンタクトレンズを使用している人は角膜の形のクセを戻してから再検査して手術のデータをとります。
術前の検査とデータは重要です。
7 手術後に長期にわたる検査の予定はありますか
合併症など問題がおきた場合は早期治療が必要となります。術後の経過観察やフォローはとても大切です。
8 担当医師、執刀医と話ましたか、専門眼科医でしたか
診察と執刀医がちがう場合など、手術以前に一度面談すると安心です。
9 不安に思うことを質問でき、説明してくれましたか
レーシック手術は病気の治療とは違います。自分から進んで治療について知る意識を持ちましょう。
少しでも不安に思うことやわからないことは質問し、すべて納得して手術を受けましょう。
10 術後問題があった場合、最後まで治療できる施設ですか
なにか問題がおきた場合に原因の説明や治療法を説明し、治療するまでが、レーシックです。
ホームページや価格の情報だけでなく信頼できる施設と眼科医との話し合いで、治療の質と姿勢を見極めることが必要です。
レーシック手術とはどんなもの
レーシックは、メガネやコンタクトレンズと同じように、屈折矯正(近視や遠視、乱視の矯正)の方法で眼科医療として認められています。レーシック手術とは、目の網膜にピントが合わず、画像がぼやける屈折異常を矯正するために行う手術です。
手術は、角膜にレーザーを照射して屈折を矯正するものです。眼科の手術としてすでに確立された術式といえます。
日本では、厚生労働省がエキシマレーザーを使用した屈折矯正手術を認可した平成12年から急速に普及しました。エキシマレーザーは熱を持たないコールドレーザーです。目の中には届かず角膜の表層部だけに使用します。もともとエキシマレーザーは角膜の病気の治療に使用されていました。それを応用したのがレーシックです。
フェムトセカンドレーザーというレーザーも使われています。これはフラップという眼の蓋の部分の作成に用います。フェムト(千兆分の1)秒という短い時間にエネルギーを圧縮して発光することで精密な操作を可能にしたレーザーです。
さいごに
レーシック手術で後悔しない10のチェックポイント。
詳しく知ることでレーシックが以前より怖いものではなくなりました。安心できる眼科と医師を選ぶことが大切ですね。 お読みいただきありがとうございます。
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⦿⦿レーシックは安全なの?適正な費用と手術をするメリットとデメリット
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参考 大学病院と眼科専門医のレーシック 安心レーシック完全ガイド/㈱保健同人社