わたしのメガネと目のブログ

メガネと目の健康について書いたブログです。メガネ歴40年の読書と図書館と公園と空の雲が好きな50代です。視力が落ち始めた中学生の頃、目が見えなくなったらどうしよう…と不安に駆られました。視力は強度近視で0.1ありませんが、ちゃんと見えてこの歳まできました。あれこれ目の病気や疲れが気になります。知らないことが不安になるので、色々と目のことを調べてみようと思いました。

高級メガネ素材で作る男の小物雑貨にセンスが光る!材料のセルロースアセテートとは

眼鏡フレームの材料として使われることの多いセルロースアセテート。

その光沢や色の鮮やかさが目を引く男性にピッタリの小物や雑貨がありました。

眼鏡フレーム産地の福井県鯖江で作られています。

結婚式やパーティーなど晴れやかな席で目立ちそう。

気の利いた贈り物にもなりそうです。

カフス  ~ 綿花由来の天然自然樹脂

カフスというと、結婚式など正装した時に身に着ける晴れやかなもの、という印象。

わずかに袖口から覗く洒落たカフスボタンにその人のセンスがうかがわれます。

KISSO italate  カフス ミックス チェック  金具がついているものしか知りませんでしたが、このカフスはすべてセルロースアセテートでできています。

セルメガネといわれるプラスチックフレームで多く使われているのがセルロースアセテートです。

綿花由来樹脂は板状の材料で厚みは4~6mm、カフスは厚みが11mm必要なため、独自の技術で「貼り合わせ」をして肉厚にしてあります。

[caption id="attachment_4194" align="alignnone" width="300"] 金具を使っていないカフス[/caption]

つやつやとした表面は降級眼鏡にも使われるバレル研磨を使って、約4日間かけて傷や角をとり丸みをつけています。

独特の存在感をもつカフス、職人技で丁寧に作られた品です。

価格: 5000円 (税抜)

 

カードケース ~ 世界初の湾曲したデザイン

カードが落ちないように湾曲させた斬新なデザインのカードケース。

セルロースアセテートだからこそできたデザインです。

すべて職人の手作業で作られており、手に収まると角の無い滑らかな手触りを感じます。

 

【italate】 カードケース

 

カラフルな色彩は、ビジネスシーンにいい差し色を加えます。

湾曲しているカードケースはこれまでになく意匠権も獲得したといいます。

価格 9,880円(税抜)
サイズ W98×H68×D13 mm
材料 セルロースアセテート(綿花由来樹脂 イタリア産)
重量 約40g
パッケージサイズ W105×H97×D20 mm

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メガネ素材の「セルロースアセテート」とは

[caption id="attachment_4193" align="alignnone" width="300"] 材料のセルロースアセテート樹脂[/caption]

 

セルフレームといわれるほとんどが「セルロースアセテート樹脂」です。

「樹脂」というと石油?と思っていましたが、実は、綿花と高純度パルプから作られた「植物繊維」だったのです。

その特長

体と環境に優しい

自然素材で作られているので肌に対してアレルギー反応が少ないといわれます。

肌に触れても温かみをを感じますね。

色や柄の組み合わせは無限

セルロースはチップのように加工されるため、どんな色にもなります。

柄の組み合わせも寄木細工のように組み立てたれるため多様な表現が可能です。

透明感

素材自体がもつ透明度が高いため色付けがきれいにできます。

石油系のナイロンやポリエステル、ペットボトルのように濁ることがありません。

柔らかい

植物性で切る、削るなど加工しやすい素材です。

熱にも弱く60℃の熱で変形するため、曲げやすいといえます。

そういえば、メガネ店でフレームが緩むと、熱を当てながら調節していますね。

艶がある

湿ったようなつややかさを表面にみることができます。

石油系のプラスチックにくらべて透明度があり、表面が研磨しやすいのです。

弱点

  • 吸湿性がある ~ 植物性自然素材のため水分を微量にすう性質がある
  • 熱に弱い ~ 60℃で曲げられる。だからメガネとして加工しやすいともいえる。テンプルには金属製の芯が埋め込まれているものがほとんど
  • 乾燥に時間がかかる ~ 製品として使えるまでに乾燥のために1mmで約1週間かかる。メガネだと2か月ほど必要

植物性樹脂「セルロイド」

[caption id="" align="alignnone" width="300"] セルロイド製の小物。懐かしさが漂う[/caption]

 

同じような樹脂として「セルロイド」があります。

こちらも植物から作られました。

およそ200年前から合成樹脂への挑戦ははじまっています。

綿(セルロース)を原料とする人工の象牙を発明され、これが世界初の「樹脂」といわれたものとなります。

それはセルロイドと言われ世界初の本格的に商業化された樹脂となりました。

今ではセルフレームといわれるメガネのほとんどがこの綿花由来のセルロースアセテートを使ったものです。

 

セルロイド眼鏡の特徴はこちらでくわしく解説しています↓↓

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セルロイド眼鏡についてはこちら↓↓

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さいごに

高級メガネ素材で作る男の小物雑貨と材料のセルロースアセテート。

 

スタイリッシュなカフスにカードケース。

「メガネのSABAE」だからこそできる製品だと納得できる製造工程です。

「樹脂」は石油系ばかりを目にすることが多いと思っていましたが、セルロイドが始まりで、もともとは植物から作られていたんですね。

ふだんかけているセルメガネもセルロイドの「セル」でした。

植物性由来とあらためて知っていろいろ納得することがありました。

 

お読みいただきありがとうございます。

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参考: http://kisso.co.jp/product/